ミニりんご『アルプス乙女』と青りんご『王林』
初めての栽培になります
りんごの品種
アルプス乙女は受粉がなくても一本で実着く品種だと知り、初めての栽培だったので
王林とアルプス乙女は、それぞれ受粉樹として互いに利用できる(王林はアルプス乙女の受粉樹として、またアルプス乙女も王林の受粉樹として利用できます。両品種とも受粉樹として相性が良く、互いに受粉し合うことで結実を促進する)と知り、どちらも育ててみたかったので、この二種を選んでみました。
アルプス乙女(姫りんご)
アルプス乙女は一本で開花結実する品種。(自家結実性)他のりんごがあるとなお良く、受粉樹を近くに植えることで、さらに収穫量を増やすことができる。
一本で、他のりんご栽培の受粉樹になる。
実は直径4~5cm、25~50g、糖度15度さわやかな甘み。
人気品種の「ふじ」から生まれた品種。
日当たりと水はけの良い豊かな土壌を好みます。夏の暑さに弱いので、西日のあたる場所は避ける。夏の乾燥に注意。剪定は夏剪定(5月~7月頃)と冬剪定(12~2月頃)の年2回に行う。短果枝に花芽をつけさせるために、主枝や長果枝の先端を少し切り戻します。樹形を整えるために行います。
- 植え付け時期:秋~梅雨頃が適期
- 植え方:苗木は根を崩さないよう、接ぎ木部分は地上に出るように浅く植え付ける。苗木が倒れないように支柱を立てる。
- 肥料:5月下旬、7月下旬、12月頃に有機肥料を根元に与える。
- 主にリン肥料
- 病害虫:うどんこ病、黒星病、縮葉病、アブラムシ、ハマキムシなど、発生しだい薬剤散布を行う。
- 袋がけをすることで、薬剤散布を減らすことができる。
- 収穫期:10月中旬~下旬
育て方のポイント
花の数だけ小さな実をかたまって付けるためほおって置くと、実が大きくならない。
小さな実が落ち着いた頃、小さな実から切り取り二個にする。
最終的に、元気の良い一個残して果実として育てる。
摘果すると、美味しく大きなりんごができる。
たくさんの実を成らすと、翌年実数が減ってしまう。
- 有機リン酸肥料を多めに与える。
- 一本でも結実しますが、他品種(他家受粉)の花粉を付けると大きく育つ。
他家受粉(たかじゅふん)とは、ある植物の花粉が、別の個体の花につくことで受粉することを指します。これは、遺伝的多様性を高め、種子の生存率を向上させるのに有効。
カイドウ(海棠)と一緒に育てる。カイドウには「花カイドウ」「実カイドウ」の二種類あり花カイドウは観賞用で実は食用には適しません。実カイドウは食用になる実をつける品種もある。
- カイドウはりんごの仲間(バラ科リンゴ属)
- 実をたくさんつけるためには、りんごやズミなどを近くに植える。
- 桜の終わる4~5月に白やピンクの花を咲かせる。9~10月にはりんごに似た実をつける。
- 枝垂れるように咲く姿が特徴的で、垂糸海棠(スイシカイドウ)とも呼ばれる。
- 白花の品種
- ミツバカイドウ(三葉海棠)
- ノカイドウ(野海棠):日本原産種
- ツクシカイドウ(筑紫海棠):熊本県や大分県に自生する品種
去年、2024年、初めてりんごの苗木を二種ミニりんごの『アルプス乙女』と青りんごの『王林』を購入。


しっかりと梱包されて到着。

開花


実
①のほうの小さな実を見つけ、反対側を覗き込んでみると、日当たりが良かったのかほんのり赤く色付いている実を一個だけ見つけました。
当初、花後に枝が落ちてしまい、実がなるのか心配だったけれど、初めて植え付けて花と実が見ることができてうれしかったです。

王林
王林は、青りんごの中でも特に甘みが強く、芳醇な香りが特徴。酸味が少なく、さっぱりとした甘さ。貯蔵性に優れており、一年を通して流通している。
「ふじ」「つがる」に次ぐ生産量を誇る大品種。
『りんごの中の王様』という意味を込めて命名された、黄緑色の品種。福島県で育成されたりんご。
王林は自家受粉しないため、必ず他の品種のリンゴと一緒に植える必要がある。受粉樹には「ふじ」「つがる」などがおすすめ。
日当たりと水はけの良い場所を選び、西日が強く乾燥しやすい場所は避ける。適切な水やりと肥料管理を行うことが重要。特に植え付け直後の若木は根を乾燥させないように注意が必要。剪定は冬に行う。短果枝に花芽をつけさせるために、主枝や長果枝の先端を少し切り戻します。
- 植え付け時期:秋の落葉後から春の発芽前が適期。
- 植え方:苗木は根を崩さないよう、接ぎ木部分は地上に出るように浅く植え付ける。苗木が倒れないように支柱を立てる。
- 肥料:年に2回(冬に寒肥、夏~春に追肥)
- 追肥は、果実の生育を助け甘みを増す効果がある。幼木期は控えめに、成木は適量。
- 病害虫:斑点落葉病、黒星病、縮葉病、アブラムシ、ハマキムシなど、発生しだい薬剤散布を行う。
- 病害虫対策として、袋掛けを行うことも有効ですが、味が多少落ちる場合もある。
- 収穫期:10月下旬~11月上旬
植え付け

アイリスオーヤマ『ゴールデン粒状培養土配合25L』
ゴールデン粒状培養土が配合されている事で通気性が良くなり、土の中に新鮮な空気が入り、余分な水分も流れるので根腐れも抑えてくれる。
サンアンドホープ カキガラ有機石灰 5kg
- 天然のカキガラ100%使用
- すぐに植え付けられる
- 酸性土壌を中性に調整する
- 土を柔らかくする
- 微生物が繁殖し土をふかふかにする
- 土が柔らかくなり、根が張りやすい
- 肥料もち、通気性、排水性も良くなる
- カルシウム、ミネラルの補給ができる
土は毎回培養土を全て使うと、もったいないので根の底と周りに入れ、あとは苦土石灰(有機石灰)で酸性土壌を中性に調整させ、ふかふかに柔らかくなった土で植え付けています。
普通の苦土石灰はすぐに植え付けられないので、すぐにさっと蒔いて固くなった土がふかふかになってすぐに植え付けられるので重宝しています。
2024/04/05


細かった苗木に一気に葉っぱが付いてきました。根元には日差しが強いので枯れた草を置いて。


11月、背丈がグンと伸びました。
王林のほうは、アルプス乙女とひと月ほど遅れて(アルプス乙女が早く開花する)5月〜開花すると見て、楽しみにしていたけれど今年は開花しませんでした。
だけど、王林のほうが背丈が高く、私の背より超え、今は170cmになる勢いで伸びています。
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