わが家のツツジ図鑑|さし芽から開花まで、系統・サツキとの違い・育て方

成長記録

剪定したときに出た枝を挿し木(さし芽)にしてから、約3年。今年はその苗が、たくさんの花を咲かせてくれました。小さな枝から育てた花が咲く瞬間は、何ものにも代えがたい喜びです。

この記事では、ツツジがどんな植物かをおさらいしつつ、品種が多くて分かりにくい 「系統」をわが家の株で整理した表サツキとの違い育て方、そして 挿し木で増やす方法 まで、まとめてご紹介します。

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さし芽から約3年、たくさん咲きました

はじまりは、剪定で切り落とした一本の枝でした。それを挿し木にして、明るい日陰で見守ること約3年。今年、株はしっかり育ち、開花の終わりかけだったけれど鮮やかな遠くからでも目立つ花をいくつも咲かせてくれました。

2026年6月

「あの小さな枝が、ここまで」と思うと、ガーデニングの醍醐味がぎゅっと詰まった出来事でした。挿し木の手順は、後半でくわしくご紹介します。

バッサリ剪定した動画と、挿し芽から根が出てくれた動画もご紹介しています。

ツツジってどんな植物?

ツツジは ツツジ科ツツジ属(Rhododendron spp.) の低木で、原産地は日本・東アジア。樹高はおよそ0.5〜2mで、開花期は 4〜5月ごろ です。

  • :花びらは5枚で、上の花びらに模様(蜜標)が入ります。雄しべは10本前後、雌しべは1本
  • :互生で、表面にやや光沢があり、楕円〜卵形。ふちはギザギザが少なくなめらか
  • :枝はよく分かれてこんもりとした樹形に。若い枝は緑色で、やがて褐色に
  • :細かい根が浅く広がり、水はけのよい酸性土壌を好みます

花言葉は「節度」「慎み」「努力」。日本の気候に合い、庭木として古くから親しまれてきた、なじみ深い花木です。

侑記子
侑記子

ツツジの花・葉っぱ・茎・根の特徴を図にしました。花のイメージとは違う根を見るのは楽しいです。実際の根は土に覆われていたり掘り起こしてみたりしても分かりずらいので、図柄で表現した根の特徴が好きです。

ツツジを「系統」で整理してみる

ツツジは種類がとても多く、一つひとつの品種名を特定するのは大変です。そこで、「系統(グループ)」でざっくり分けると、ぐっと分かりやすくなります。

わが家にあるツツジを、特徴から系統に分けてみました。

庭での呼び方推定される系統花の特徴葉の特徴開花の目安
オレンジ色レンゲツツジ系の可能性オレンジの大輪やや大きめ4〜5月
大輪・鮮やかな赤紫(公園でよく見る)オオムラサキ/ヒラドツツジ系大きく華やか大きめ・やわらかい4〜5月
小花・濃いめのピンク・葉が小さいサツキ/クルメツツジ系小ぶりで密に咲く小さく硬め・光沢あり5〜6月
「貴婦人」園芸品種(品種名が判明)二重咲き・半八重
優美な花姿
大きい4~5月

サツキとツツジの違い

「これはサツキ?ツツジ?」と迷うことはよくあります。見分けの目安を表にまとめました。

項目ツツジ(一般的)サツキ
開花時期4〜5月(早い)5〜6月(遅い)
咲き方葉より先、または同時に咲くことが多い新しい葉が出そろってから咲く
花の大きさ大輪が多い小輪が多い
大きめ・やわらかい小さい・硬い・光沢あり
雄しべ5本以上(10本のものが多い)5本が基本

実は サツキもツツジの仲間(サツキツツジ) で、咲く時期が遅いグループ、というのが大きな違いです。例外や交配種も多いので、「見分けの目安」として紹介するのが安心です。

ご注意:ツツジ(特にレンゲツツジ)は、花の蜜や葉に有毒成分を含むものがあります。お子さんやペットが口にしないよう注意し、蜜を吸うなどは避けてください。

ツツジの育て方

丈夫で育てやすい花木ですが、きれいに咲かせるコツがあります。

日当たり・土

日当たりのよい場所を好みます(半日陰でも可)。土は 水はけのよい酸性土壌 が向いていて、鹿沼土などを混ぜると元気に育ちます。アルカリ性の土は苦手です。

水やり・肥料

根が浅く広がるので、乾燥には少し注意。とくに鉢植えや夏場は、土の乾きを見て水やりを。肥料は、花の後(お礼肥)と冬(寒肥) に与えると、翌年の花付きがよくなります。

剪定(いちばん大切なポイント)

ツツジは、花が終わったらすぐ(5〜6月、遅くとも7月上旬まで) に剪定します。これは、夏になると翌年の花芽ができるため。時期が遅れると花芽ごと切ってしまい、翌年咲かない原因になります(アジサイと同じ考え方です)。

2023年7月1日

病害虫

葉が白くかすれてきたら、ツツジグンバイなどの害虫のサインかもしれません。早めに見つけて対処すると安心です。

さし芽(挿し木)で増やす

わが家のツツジも、この方法で増やしました。成長はゆっくりですが、剪定にも強く、挿し木で簡単に増やせるのがツツジの魅力です。

適期:6〜7月ごろ(梅雨の時期)が成功しやすいタイミングです。

  1. 元気な枝を選び、10〜15cmにカットします
  2. 下のほうの葉を取り除き、水にさして吸水させます(水あげ)
  3. 清潔な用土(鹿沼土や挿し木用土など)に挿します
  4. 明るい日陰で、乾かさないように管理します
  5. 約3〜4週間で発根します

発根したら、ポットや鉢に植え替えて育てます。わが家では、ここから 約3年で開花 しました。

2023年9月17日

上のバッサリ剪定したツツジの枝から挿し芽にしていたツツジになります。

まとめ

一本の枝から育てたツツジが、季節になってちゃんと花を返してくれる——そのおおらかさと喜びが、ツツジ栽培の魅力です。

  • ツツジは 系統で分ける と分かりやすい
  • サツキは咲く時期が遅いツツジの仲間
  • 育て方のカギは 酸性土・日当たり・花後すぐの剪定
  • 挿し木で簡単に増やせ、約2年で開花も

やさしく育てて、季節に咲く喜びを。お庭のツツジを、ぜひ系統の目で眺めてみてください。

コメント

侑記子

空き家探しの末、築90年越えの古民家へ2021年11月引っ越しをしました。
ブログは以前より名前を変更して一から作り直して荒れた庭の手入れの様子やdiyなど投稿しています。ブログとSNSがきっかけでYouTubeチャンネルも開設しました。動画と一緒に楽しんでいただけらうれしいです。

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