去年、背丈ほどにまで大きく育ったアジサイを、思い切ってバッサリと剪定しました。「こんなに短く切って、来年は咲かないかもしれない」と、少し不安だったのを覚えています。
ところが今年の梅雨——アジサイはまた同じくらいの大きさに育ち、花付きもほとんど変わらずに咲いてくれました。この記事では、その強剪定からの一年の記録と、「なぜ強く切っても翌年また咲いたのか」を、やさしくご紹介します。
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去年の剪定|どこまで切ったか
去年、株は背丈ほどまで伸びて、ずいぶん場所をとっていました。そこで思い切って、短く切り戻すことに。
地際から膝くらいの高さまで:約160cm
実際に切った高さ:約70~100cm
剪定した量:切った枝を集めると、小さな山ができるほどの量になった。

去年の剪定の様子を動画に収めています。
予想以上の量で、集めると一山に。
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
アジサイはとても丈夫な低木で、強剪定にも比較的よく耐えてくれます。とはいえ枝はそれなりに太いので、よく切れる剪定ばさみがあると作業がぐっと楽になります。
手を傷つけないよう、園芸用の手袋もあると安心です。
なぜ強く切っても翌年咲いたのか
「あんなに切ったのに、どうして今年も咲いたの?」——この答えは、アジサイの“花芽(はなめ)ができる仕組み”にあります。
アジサイの花芽ができる時期
一般的なアジサイ(ホンアジサイ・ガクアジサイ)は、夏から秋にかけて、翌年の花芽をつくります。しかもその花芽は、新しく伸びた枝の先につく性質があります。
剪定のベストタイミング
ここがいちばん大切なところです。花芽ができる前、つまり 花が終わった直後から7月下旬ごろまで に剪定すれば、夏のあいだに新しい枝が伸び、その先に花芽ができて、翌年もちゃんと咲きます。
逆に、この時期を過ぎてから強く切ると、せっかくできた花芽ごと落としてしまい、翌年花が咲かない原因になります。わが家のアジサイが翌年も変わらず咲いてくれたのは、この 「花後すぐ」のタイミング を守れたからだと考えられます。
ワンポイント:アナベルやノリウツギ(パニキュラータ系)は、「その年に伸びた枝」に花が咲くタイプ。こちらは春に強剪定してもその年に咲くので、ホンアジサイとは扱いが違います。お庭のアジサイの種類によって、適期を確認しておくと安心です。
剪定後の一年|お礼肥と梅雨〜夏の手入れ
強剪定のあとは、株もエネルギーを使っています。回復を助けるために、ちょっとした手入れが大事になります。

剪定後の肥料は行っておらず、かなり葉っぱの色が薄くなり肥料を与えておいたらもう少し花の大きさも変わっていたかもしれません。
- お礼肥(おれいごえ):花後・剪定後に与える肥料。緩効性タイプ だと効きがおだやかで初心者にも扱いやすいです
- 乾燥対策:梅雨が明けて夏になると水切れしやすいので、株元に マルチング材(バークチップなど) を敷いておくと、土の乾きをやわらげられます
鉢植えで育てている場合は、根詰まり防止に、剪定の時期に合わせて 培養土 で植え替えてあげるのもおすすめです。

こちらの商品は植え替えの時にネットに入っているので、水洗いができて根と土のより分けの手間が省けて便利な商品です。
今年の開花の様子
そして迎えた今年の梅雨。心配をよそに、株は去年と変わらない大きさまで茂り、花もたっぷりと咲いてくれました。


ビフォーアフター



一日違いでも一気に色付いて淡いピンクから濃く変化していました。改めてあじさいの奥深さを感じました。
毎年同じ場所に咲く花なのに、その年ごとに見える景色は少しずつ違います。
季節が巡ることを、静かに教えてくれる花です。去年と同じ日付に撮影してみると、今年はまた違った色合いを見せてくれました。そんな変化もあじさいの魅力のひとつです。
雨に濡れた花の色は、晴れた日とはまた違ったやわらかさがあって、梅雨ならではの美しさです。(花色の変化については、また別の記事でゆっくりご紹介できればと思います。)
強剪定をためらっている方へ
最後に、わが家の記録をまとめると——
- アジサイは丈夫。時期さえ守れば、強剪定しても翌年また咲く
- ポイントは 「花が終わったらすぐ〜7月下旬まで」 に切ること
- 剪定後は お礼肥 で株をいたわると、回復もスムーズ
「大きくなりすぎて困っている」「でも切ったら咲かなくなりそうで怖い」という方の、背中を少しでも押せたらうれしいです。


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